
こんにちは。
先日、日本橋をLeica RTC360 3D レーザースキャナーを使用してレーザースキャンしてきました。
下記動画では、スキャンデータやPLATEAU等を使用して、現在再開発中の日本橋の現在と再開発後(首都高地下化後)を比較するアニメーションをTwinmotionにて作成しました。(1分)
※あくまでイメージですので、実際の計画とは異なります。
動画にも載せましたが、日本橋の上部を通る首都高が将来地下に通るということなので、現在の様子をスキャンし首都高がなくなるとどうなるのかをビジュアル化してみました。
●RTC360でスキャン

左右に渡る黄色部分が橋。赤丸は、RTC360でスキャンした位置。
スキャンした点群データ。Cyclone REGISTER 360を使用し、各地点でスキャンした点群を結合し、座標値を付与する。その後、人や車など不要なデータを削除していく。
●イメージ図
Twinmotionに、整理した点群データと、PLATEAUのデータを入れてビジュアライズ。
画像を触ってぐるぐる回転できます。
現在(首都高あり)
※橋部のみをスキャンしているので奥の方はプラトーのみ表示されています。
将来(首都高地下化後)
首都高がなくなると空が広いですね。
●動画からフォトグラメトリー
フォトグラメトリーとは、対象物を様々な角度から撮影した画像から、立体モデルを作成する手法です。
日本橋は麒麟像が有名ですが、高さがあるため今回は獅子を撮影してきました。
撮影データ(獅子の周りをぐるっと撮影した動画を使用しました)

出来上がったモデル


形もテクスチャの感じも結構きれいにモデリングできました。
デバイスワークスでは、BIM/CIMモデリングを主軸として、 建設業における最先端IT技術を追求しています。 通常は点群計測から3次元モデルによる施工ステップ、VR/XR、3Dプリントなど を行っておりますが、今回、多様な3次元データの活用の事例として、 都市再生プロジェクトにおける日本橋上空の首都高速地下化計画を 地上型レーザースキャナーによる点群取得、複数の写真から3次元を起こすフォトグラメトリ、3次元モデリング処理を行い、景観イメージをTwinmotion にて表現しました。
以上、日本橋をスキャンについてでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。では、また!